昨年は、皆様のおかげで、うるち米(普通のお米)が早々に売り切れになりました。
ありがとうございます。
もち米やもち麦、小麦粉はまだ在庫がございますので、引き続きよろしくお願いします。
なお、昨年栽培したうるち米は
- コシヒカリ
- にこまる
の2品種でした。
この内「にこまる」は、美味しいお米ではありますが、栽培時期、あるいは方法、気候など、何某かの条件が合わなかったようで、しいな(稔実しない籾)が多く、収穫量も外見も今ひとつでした。
そこで、今年は、にこまるに替えて「どんとこい」という品種を栽培してみます。
どんとこいは、コシヒカリと同程度の食味で、少しやわらかいお米です。
籾数が多くても登熟し、多肥でも食味が落ちにくいという性質があります。
また、お客様のリクエストにより、「ササニシキ」にも挑戦します。
先に挙げた「コシヒカリ」、「にこまる」、「どんとこい」は、粘り気と甘みが強い品種です。
これに対し、「ササニシキ」は、甘みや粘り気が少なく、あっさりした食味になります。
これは、お米に含まれるデンプンの成分の比率による違いで、粘り気や甘みが強い品種を「低アミロース米」、あっさりした品種を「高アミロース米」といいます。
その違いによって、ササニシキなどの高アミロース米は、低アミロース米と比較して、食べた後の血糖値が上がりにくく、お米アレルギーの原因になりにくいという性質があります。
ただ、「ササニシキ」は、三重県のように温暖で昼夜の温度差が少ない地域ではほとんど栽培されておらず、美味しいお米が穫れるかどうかは、栽培してみないと分かりません。また、「にこまる」と同様に、三重県では産地品種銘柄に含まれておらず、品種名を入れての販売が出来ないという制約もあります。
当方では、「未検査米」として販売させて頂く予定です。
以上から、今年のうるち米は
- コシヒカリ(4月下旬定植→8月下旬収穫予定)
- どんとこい(6月初旬定植→10月収穫予定)
- ササニシキ(6月初旬定植→9月収穫予定)
の3品種を栽培予定です。